農福連携の理想を形に。誰もが輝ける畑づくり、農福連携スマイルモデルがつなぐ心が通い合う交流
【企業名】株式会社日立製作所
【参加人数】8名
【滞在期間】2025年11月27日(木)~ 12月1日(月)
【滞在エリア】福島市
【地域交流】川俣町
2025年11月30日(日)
株式会社smile farm(川俣町)で谷口豪樹さんと移住や就農、農業の関係人口つくりについての意見交換
生産性と農福連携を両立する農業モデルへの挑戦
谷口豪樹さん(写真中央)が、移住して農業をはじめたきっかけや、震災やコロナ禍を乗り越えながら現在至るまでの経緯を聞きました。震災後に放置されていた土地を農園に再生したエピソードや、農業と福祉の農福連携の取組に参加者は関心を寄せていました。
敷地内のハウスや作業場で行われた説明では、いちごや花卉栽培を支える設備や管理手法が紹介されました。温度や二酸化炭素量を細かく調整する現場を前に、参加者は自社業務との共通点を見出しながら耳を傾けていました。
参加者は花(アンスリウム)の収穫を体験し、谷口さんから出荷基準の評価を受けました。感覚に頼りがちな判断の難しさを実感し、定量化や標準化の重要性を現場で学ぶ機会となっていました。
意見交換では、農福連携モデルを再現性のある仕組みに高めていくことや、機械化やデータ活用による生産性の向上など、人の手仕事のよさをアシストする技術活用についてアイディアが上がっていました。