福島県ふくしまぐらし推進課の事業を活用して、県内で活動した企業の皆さまの事例を紹介しています。
日立ソリューションズによるふくしまの農業者との出会い
株式会社日立ソリューションズは、日立グループのデジタル事業の中核を支えるIT企業です。同社は、持続可能な社会への貢献と、持続可能な経営に向けた変革活動であるSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)に取り組んでおり、その一環で、多様な働き方を推進しています。社会課題や地域活性化への理解を深めるため、今回のワーケーションプログラムを実施しています。2024年2月に、郡山市およびその周辺地域を中心にワーケーションプログラムを実施し、農業者や経営者との交流を深めました。
設楽農園での学び
農業に新たな価値を見出し、地域社会との連携を深めている設楽哲也氏から、農業高校や地域の公民館との協働、食育プロジェクトについて話を聞き、農業の多面的な可能性について学ぶことができました。
ブランジェリー マルジューのパンと地元野菜の融合
福島県産米の天然酵母を用いた生地に、設楽農園のねぎと他具材を混ぜ込んだ、外はカリッと、中はふわふわのパンを食し、ねぎの甘味と口に広がる香りを堪能しました。
夢成株式会社との昼食
「農家ピザくまのグラッチェ」にて、鈴木厚志代表から原子力災害の影響を受けた生産者に対する想いと、地域の農産物を活用した事業展開について聞く機会を得ました。設楽農園で採れたねぎをトッピングにしたピザや、県産野菜を用いたサラダなど、食材の魅力を前面に出した料理を味わいました。
逢瀬ワイナリーでの新たな発見
逢瀬ワイナリーでは果実酒とワインの製造プロセスを学び、県産の桃やりんごを使ったワイン品質の高さを実感しました。
ワーケーションを通したチームビルディング
同社では福島県の地域交流はもちろん、スポットリモートワークと呼ばれる時間や場所にとらわれず柔軟に勤務することが可能な制度を利用し、グループワーケーションとして本取組みへ参画されました。自部署のチームビルディングや、新規事業創出のブレスト等を行い、ヨコの繋がりの強化にも活用できたと話されていました。