福島の地と空気を感じ、地球が生み出した資源の活用を考える滞在
【企業名】炭素回収技術研究機構株式会社(CRRA)
【滞在期間】2026年1月24日(土)~2月7日(土)
【滞在エリア】福島市
【地域交流】郡山市
体験者の笹原さん(写真真ん中)は、11月のワーケーション滞在で福島に興味を持ち、今回のお試しテレワーク移住に至りました。二酸化炭素やエネルギー活用をキーワードにした地域交流をきっかけに、滞在中に農業や観光分野における技術応用の可能性を視察しました。長期滞在しながら福島の衣食住に触れることで、技術を生活レベルまで落とし込みながら地域活性にもつなげるヒントが得られる体験となりました。
1回目:2026年1月9日(金)
笹の川酒造株式会社 山口哲蔵さん・敏子さん
2回目:2026年1月13日(火)
リンクエフ株式会社 田村慎太郎さん、やすだ農園 安田さゆりさん
老舗酒蔵で語られた、「福島産の二酸化炭素活用」のアイディア
笹の川酒造では「風の酒蔵」をブランドコピーとして掲げ、郡山の風土や環境と向き合いながら酒づくりを続けてきたことが紹介されました。CRRAの笹原さんからは、二酸化炭素回収技術の仕組みと、回収から価値に転換する考え方が共有されました。
意見交換では「酒の発酵過程で必ず発生する二酸化炭素をどのように活用できるか」という点でアイディアがあげられました。二酸化炭素を単なる副産物ではなく「福島産の空気」という地域資源として価値づけする可能性が示されました。
地下熱のエネルギーを活用、農業の可能性を拓く地域交流
リンクエフでは、地下熱を建物や農業施設などの空調や温度管理に活用し、省エネルギーと安定した生産環境の両立を目指しています。CRRAの研究開発内容とも共通点が多く、事業化や価値転換などについて議論が交わされました。
リンクエフの地下熱システムの実証実験を行なっているやすだ農園では、冬場でも穏やかな環境が保たれ、作業環境の改善、いちごの生育・品質の安定など、生産者の安田さんから実体験を聞きました。テクノロジーと農業が連携したモデルの更なる展開が期待される交流となりました。