空き家の課題を価値に転換、コミュニティ・防災・地域活性を考える地域交流
【企業名】株式会社Solar Crew
【参加人数】5名
【滞在期間】2026年1月12日(月)~ 1月16日(金)
【滞在エリア】いわき市
【地域交流】いわき市
2026年1月14日(水)
・料理教室FRASCO 料理研究家としても活躍する伊藤晶子さんから、家業の跡地を活用した交流拠点づくりや災害時の活動についての紹介
・Guesthouse & Kitchen Hace 空き家を活用したゲストハウスやプライベートサウナを経営する三上健士さん(写真左から4番目)、地域活性のプロデュースを手掛ける熊田誠さん(写真左)と、地域デザインやコンテンンツづくりについての意見交換
食を起点に、人が集う拠点を育てる
いわき市出身の伊藤晶子さんは、料理研究家として約27年間東京で活動したのち、2020年末にUターン。Uターン後は、家業の建具屋と空き家となっていた賃貸アパートを取り壊し、賃貸住宅・オフィス・料理教室が入る複合施設「テグテ」を新たに建設。1階で運営する料理教室FRASCOを軸に、食を通じたコミュニティづくりを続けています。
2019年の台風災害時の炊き出しのエピソードや防災への意識が語られました。伊藤さんの「食という暮らしに欠かせない営みは、防災に寄与できる部分は大きい」という言葉には、Solar Crewの参加者も深く共感し、東日本大震災などがあった福島で防災拠点を立上げることの意義を感じていました。
空き家活用で広がる、まちの可能性
三上さんは、いわき市湯本にある「ゲストハウス&キッチンHace」など、空き家を活用した店舗運営やコンサルティングに取り組んでいます。以前はタクシー会社だった物件をリノベーションして開業したHaceは、宿泊・飲食・交流が交差する場所として、地域内外の人を迎え入れています。さらに、近隣の空き室を活用してプライベートサウナも立上げ、温泉地・湯本ならでは過ごし方を提案しています。
意見交換では、かつてのラーメン店跡の活用をテーマにアイディアが展開されました。Solar Crewからは「地域に根付き人々との交流機会が多い店舗が、非常時の拠点としての信頼につながる」という、他地域での実例が共有され、温泉通り全体を「一つの宿」と見立てる三上さんの構想にも、新たな可能性が見出されました。